一般社団法人 高知県社会福祉士会

〒780‐0870 高知県高知市本町4丁目1番地37号
丸の内ビル3F12室

巻頭言

    被災地への想いをかたちに

会長 徳弘博国

 9月に入り「台風21号」、「北海道胆振東部地震」と、信じられないような災害が立て続けに日本を襲いました。

そのためか少し前の事すら薄れかけてしまいそうですが、「平成30年7月豪雨」は高知県内でも、安芸川が氾濫し床上浸水10棟、高知自動車道の立川橋が崩落し現在も片側通行が続いているほか、川の増水により4名の方が亡くなるなど大きな傷跡を残しました。

犠牲となられた方々のご冥福を心から祈るばかりですが、それでも1800ミリを超える降雨量(馬路村魚梁瀬)の割に他県に比べて被害が少なかったのは、本県のダムの放水量管理の技術が卓越しているからだと言われています。

「7月豪雨」によりいまだ多くの市民が不自由な暮らしを強いられているのが愛媛・岡山・広島の三県で、日本社会福祉士会に災害対策本部が置かれ全国的な支援が展開されています。

 お隣の愛媛県でとくに被害の規模が大きかったのが西予市・大洲市・宇和島市の三市で、このうち西予市には発災後ただちに愛媛県社会福祉士会幹部が現地入りし、同市地域包括支援センターに社会福祉士2名を絶えず送る支援を続けています。

また大洲市、宇和島市は日本社会福祉士会に対し支援要請し、全国から社会福祉士会員の参加を募っています(詳細はこの社会福祉士会だよりp.4~)。

 8月25日(土)に社会福祉士会四国地区役員会をおこなった際、愛媛県士会の大西亮輔会長は「不安な生活を送っている被災者に対し遠方からの支援者も有難いが、同じ四国から応援に来たというだけで愛媛の被災者は安心感と勇気をもらえるはずである。四国の会員有志の協力をぜひともお願いしたい」と言われました。

 愛媛県社会福祉士会はこれまで、近い将来必ず起きる「南海トラフ地震」に対し、発災時には被害がより大きいであろう高知や徳島に応援に行くのだと腹を決め、様々な支援体制を準備されてきました。その準備が図らずも自県の豪雨災害に活かされたわけですが、私たちを助けるつもりで準備を進めてきたという愛媛の皆さんに、高知からの想いを何とか形にして届けたい、そんな気持ちです。

大洲市、宇和島市ともに地域包括支援センターでの避難所や仮設住宅で生活している高齢者等の個別訪問調査のほか、現地の自治体職員の側面的支援を担うことになります。

高知県社会福祉士会の皆さんのご支援を心からお願いします。