令和7年2月15日(土)高知県初開催となる 「倫理綱領・行動規範」研修を実施しました。
講師は、高知県社会福祉士会会長 久野 貴裕 氏です。会場はふくし交流プラザをお借りしました。
社会福祉士の倫理綱領・行動規範は2014年に国際ソーシャルワーカー連盟と国際ソーシャルワーク学校連盟が「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」を採択し、2020年6月30日日本社会福祉士会総会において、新しい「社会福祉士の倫理綱領」が採択され、倫理綱領が改定となりました。
この改定に伴い、基礎研修のみではなく、全国各地の社会福祉士会で新たな倫理綱領・行動規範研修が行われており、今年度、初めて高知県で開催することにさせていただきました。受講生5名での研修でした。
社会福祉士の実践は判断の連続であり、そのなかにはジレンマを感じることが多く、日々の実践において、社会福祉士としてどうすべきなのか、その道筋を示してくれるのが専門職倫理です。この専門職倫理を倫理基準として明文化したものが倫理綱領になり、社会福祉士としてとるべき姿勢や行動を示したものになります。
この研修は事前課題もあり、この事前課題や事例に基づいたグループワークを実施、また会長より今回の倫理綱領改定について具体的にご説明していただきました。また、アイスブレイクで会長の若かりし頃?の説明が写真付きでありました(笑)
受講生の感想として、普段抱えているジレンマについての意見や、倫理綱領を振り返ることで学ぶことに繋がる等々、多くの感想をいただきました。
倫理綱領は、普段私たち社会福祉士を取り巻く色々なジレンマの中で、専門職として判断することを助けてくれます。どんな時にも、立ち返る振り返ることが必要だと思います。
新しい倫理綱領実践ガイドブック「三訂 社会福祉士の倫理」が中央法規さんより出版されており、倫理綱領と行動規範について一つ一つ解説されていますので、ぜひご購入を。
研修委員、理事の皆様と一緒に準備し、高知県初開催を無事に終えることができました。皆様、ありがとうございました。
また来年度も開催していく予定ですので、多くの社会福祉士の方にご参画をいただきたいと思いますので、お待ちしております。専門職は日々、勉強です。一緒に学んでいきましょう。もしかしたら、会長の若かりし頃のお写真が参加の特典として見えるかも…(笑)
講師の久野会長、事務局してご参画の中山委員、ありがとうございました。また受講生の皆様、お疲れ様でした。お近くの社会福祉士の方にもご参画をお勧め下さい。
研修委員 藤山・中山